家族で移住☆☆☆☆☆できるか?????

中国生活8年後移住。時間はかかると思いますが、家族皆でここドイツに住む日が来るよう奮闘中です。

外国語の発音は勉強すべきか?

こんにちは、Mixです。

 

最近よくドイツ語の発音を褒められます。私が何か特別な発音の勉強法をしたわけではなく、日本人は一般にドイツ語の発音は上手いといわれています。というのは、日本語にある音である程度ドイツ語の音を発音できるからで、無理がないからだと以前聞きました。Sのような基準で日本人が発音しやすいのはドイツ語の他にスペイン語、台湾語など、逆に難しいのは英語やフランス語、北京語などだそうです。

 

確かに北京では北京語の発音やアクセントで相当悩みましたね。成人を超えてからベン九王を始めたこと、初級のころにあまりしっかり発音を直してくれる環境がなかったことなどから、勉強し始めて3,4年目に北京に住み始めたころにはもう「修正不可能」で、それから特に何も手は打たず、結局8年以上もずっと話しかけるたびに地元の中国人に怪しまれ、「お前は何人だ?」と何百回も聞かれる結果となりました。まあ、中国での体験の場合は日本人の外見が中国人と見分けがつかないのに、中国人のように中国語を話さない(話せない?)という点が不思議さを増長させているのですが。

 

私は英語も大学卒業するまで学校教育を受けただけだったので同様に発音は今でも難しく、電話などには今でも苦手意識があります。

 

私は英語はIELTS6.5点レベル(スピーキングは6.0か6.5点)、中国語のスピーキングは口語高級試験合格レベルですが、うまく発音できるということは意味しないようで(涙)。

 

ちなみに「はっきり、ゆっくり話すことを心がける」以外に特に改善する努力もしていません。「通じればよい」には賛否があり、私もそれに対してはいろいろ考えるところもありますが、なかなかじっくり改善する時間が取れない、という消極的な理由です。もしゆっくり考えて行動に移す時間があれば、今なら直したいですね。自分の自信のために。まだあまり話せなかった時期であれば勢いに乗って話せるようになることが優先でしたが。

そんな中でブルガリア語を始めたころ、生まれて初めて外国語の発音を褒められるという経験をしました。今思えばブルガリア語はキリル文字30字分の発音だけから成り立っておるので日本人にとって発音が難しくない、ということですが、なんだか自信がつきましたね。

そして今のドイツ語での経験に至るわけですが、北京ではあまりに頻繁に発音、アクセントについて指摘される、場合によってはからかわれることもあったので、ドイツ語はこのまま覚えればわかりやすく話せそうだ、という点が大きい励みですね。

 

ドイツ語学校の3週間の休みもあと1週間で終わってまた授業も始まるので、また勉強に励みます。

 

ではまた!

ドイツ大学院における「書く」ということ

あけましておめでとうございます。Mixです。

 

あれ程書くことを楽しんでいたのに、ここ数日なぜか気が乗らず。

というのも、大学院の「企業の社会的責任」のレポート(15~20ページ、4500~6000語、英語)の締め切りを5日に控えてこちらを書くほうに時間とエネルギーを使ってそれ以外のものを書く気力がありませんでした。

 

私はドイツではまだ珍しい?「勤労学生」のような立場で、私のコースは「フルタイムで働いていても卒業できる」ように授業や課題の数が作られています。ということは、一般に仕事が休みの時期に課題提出が多く、12月25日、ヨーロッパで最大の祝日であるクリスマスにオンライン試験の提出、年越しを過ぎて日が浅い1月5日に結構量の多いレポート提出がある、というわけです。融通は効く代わりに学費は半年3000ユーロ(1ユーロ130円で計算すると約39万円)弱徴収されます。3セメスターのコースで、今は2セメスター目、このレポートが終わったら1月末に経済学の試験を受けたら、後は実質修士論文のみです。

 

修士論文はEUの法律に関連したことを書こうかと思っているのですが、まずは指導教官になっていただく教授に連絡を取り、具体的に何を書くか相談しなければなりません。しかも大学は2月、3月と休みになってしまうので、1月中になんとか大まかな内容を決めて、指導教官をお願い、2月、3月にもゆっくり少しずつ進めていきたいものですね。これは9月末までに提出なのですが、だとすると缶詰めになって書き続けるのは夏休みでしょうか?まだドイツの休暇の現状があまりわからないのですが、8月のブルガリア、バルカンツアーは何とか実行したいものです。

 

海外の大学院のレポート提出はどう大変か、というと、私の場合大学を卒業して年数がたっているからという点もあるかもしれませんが、日本の大学では試験勉強をした記憶はあるのですが、卒論も書かず(私の学部は書かなくても卒業でき、それでもあえて書くという人は私の知る限りいません)、レポート提出をした記憶もありません。

 

担当の先生もお正月休みなのであまりどうでもいい質問メールをすることもはばかられるので、あらかじめいただいていた「採点基準」と、「前年度のよい例」をよく読んでどう書くかというところから勉強ですね。英語で書くことに関しても、仕事の2,3ページの報告書などは何度も書いてきましたが、これほど長いのは初めてなので、読んでわかりずらくないかという点は不安です。改めて別の記事で書きたいですが、私のIELTSのライティングの点数は4.5点か5.0点だったので(リスニングが8.0点だったので総合は6.5点でした)余計に不安は増します。

 

ここでうまく学習して、ある程度「書く」ことの経験を積んだ上で修士論文に臨みたいですね。

 

ではまた!

母国語+2言語以上習得するのは損か得か?

こんばんは、Mixです。

 

今日やっと店も開き始めました。図書館に行ったのですが、すごく混んでましたね。学生さんや移民など三連休中私のように居場所難民だったか、それは考え過ぎとしても家にいることにつかれたのかな??と思わせる光景でした。

 

さて、ドイツ語の学校の年内の授業が終わって約10日がたちました。それからドイツ語を町の中で話したり、リスニング用のアプリを聞いたりしていますが、単語を覚えたり文章を覚えたりといった勉強は10日ぶりでした。

 

といっても今日も勉強したのは数分、忘れないようにこれからは毎日少しずつ、と思っています。

 

久しぶりにノートを見返したら、新出単語はかなり忘れていますね(汗)。。でも会話は多少なりとも機会があるからか衰えた感じはなく、むしろ場数を踏んでいるので安心感は増しています。

 

それでいいのかといわれれば???今が「初級」を抜け出して、ドイツ語を使って人とまともにコミュニケーションができるようになるかギリギリのラインにいるかと思われ、この状態は抜けだしたほうが自分も楽になるし、ドイツ社会でチャンスも増えるし。。反省します。

 

ただ、こういう匙加減がわかるのは、これまで英語と中国語(プラスブルガリア語)でこの段階を通り抜けて言葉をつかえる便利さと楽しさをわかっているので、先が見えないような感覚になってもその先にある状態を想像できるからだと思います。

 

これまでいろいろな場面で「マルチリンガルはいいよね~」なんて言われた一方、「外国語はどれか一つに集中しなさい。そうしないとどれも中途半端になっちゃうから」とも言われてきました。

 

それから曲がりなりにも「多国語使い」として10年ほど経過し、今感じているメリットとデメリットについて書いてみようと思います。

 

母国語+2言語以上習得するメリット

 

  • 言葉を使うメリット

 

これは私の場合世界で通じる英語、ビジネスチャンスはあり、あまり英語が得意でない国民が多い中国語、家族、親戚関係を広げられるブルガリア語、経済的にも心も豊かな生活に触れられるドイツ語とメリットは明らかに大きかったですね。

 

  • 勉強のストレス回避

 

これは私の性格による部分もあるかと思いますが、一つに集中して、それが完璧に程遠いことを思い知れば辛くなり、いろいろ違うものに手を出しているほうが気分転換になり、楽でした。

 

  • 皆の母国語で話せばこそ触れられる世界がある

 

中国人でもブルガリア人でもドイツ人でも英語を話す人は多く、それだけでやっていけないわけではないのですが、やっぱり相手の「その言葉だからこそ表現できること」に触れることで、深い関係ができたと思います。

 

逆にデメリットとしては、

  • 一つに裂ける時間は有限

 

「IELTS8.0点」とか、正式なビジネスの場で「同時通訳可能」というレベルに達するまで勉強するのはなかなか難しいかもしれません。でも、どれか一つをそのレベルにその他を中級の上程度に、であればできる人も多く、一番得な形でしょう。

 

  • その言語を使う環境がなければ無駄になりかねない

 

「その言語を使う国に住んでいる」、「仕事で使う」、「親がその言語のネイティブで親戚も住んでいる」などであればよいのですが、例えばA国に駐在となってA語を学んだけれど、数年後にB語が公用語のBに赴任、A国には連絡を取り合う現地人もいなくなってしまった、という場合、使う機会がないまま忘れてしまうかもしれません。

 

結局はその人その人が置かれた環境次第、言語の勉強が好きかどうかによるのではないでしょうか?

 

ではまた!

 

 

中国の現地幼稚園、小学校にハーフ日本人が通う③

こんばんは、Mixです。

 

祝日なのに提出物に追われていました。駅のチケット購入オフィスまで閉まるとは、ドイツのクリスマスやっぱり特別なんですね。

 

そんな中でも昼から今までPCに向かってます。提出期限が今日の23:59で、今が22:28です。

 

今日もカフェ難民でした。昨日も行ったBalzac Coffeeの別の店舗でしたが、昨日のところよりも明るくて快適でした。ただ充電できるコンセントは見つからなかったですね。多分明日もここです。

 

ようやく期限までに終わる見通しがついたので、中国の現地幼稚園、小学校にハーフ日本人が通う②の続きを。

 

息子が1歳半から2歳10か月まで、マンションの一室を使用した「托管班(託児所)」に通っていました。マンションといっても中国独特で、約20棟ほどの高層住宅、駐車場、公園などが合わさって「小区」になっている中の1棟の一階の一室です。一階には地下もついていました。

 

保育料は月1,600元(1元17円で計算して約円)、保育時間は8時半~17時で、朝食、昼食、4時のおやつが出ます。

 

その中で先生が3,4人、幼稚園入園前の1~3歳の子供が15~20人ほどで、歌やダンスを習ったり、みんなで給食を食べたり、トイレトレーニングをしたり、物を作ったり、それに

「小区」内の公園に遊びに行くこともありました。

 

北京の夏は日が長いです。夕方5時に迎えに行って、それから暗くなるのが8時過ぎ、よく公園にいったり、他の親子と一緒に散歩したりしてましたね。

外国人の私のために先生が中国語の幼児向けの歌の歌詞を紙に書いてくれたこともありました。

 

考えてみたらあの頃は私もまだ遠距離通勤をしていなかったので、他の親子や先生と一番交流しましたね。3、4人ご自宅に招待してくれた方もいらっしゃいました。

 

息子はまだ小さすぎて托管班(託児所)での生活をどう思っているかを話せませんでしたが、少し大きい子や先生方の話を聞く限り、よい雰囲気だったと思います。中国では子供は3歳の9月に幼稚園入園ですが、その時期を過ぎても通ってきている子もいました。

 

また幼児の年齢もまだ小さく、先生方を「先生」とは呼ばず、園長先生は「聞ママ」、最高齢の先生は「李おばあちゃん」、一番若い先生は「旗おねえちゃん」と呼んでいて、親たちまで同様に。

 

この生活が幼稚園入園の3歳の9月まで続くと思っていましたが、2月―春節明けに突然の閉園のお知らせでした。

 

理由は住宅の中で托管班(託児所)を運営することを禁止する政府の通達があったから。閉園の日は通知から2週間後。。。急すぎるよ(涙)

 

幸い園長先生が知り合いの先生が園長を務める幼稚園を紹介してくれたので3歳になっていなくても入園できましたが、住所だけではなかなか行き先を見つけられない中国でなんとかたどり着いて、事情を話して入園を受け入れてもらうことができました。

 

こういうコネがなければまずどこにも入れなかったと思います。

閉園が決まって、常勤の先生3人のうちママの園長先生は息子さんの大学受験を翌年に控えているということで一年間は勉強のお手伝い、おばあちゃんの最高齢の先生は娘さんがご出産を控えていて、お孫さんのお世話に専念、そしておねえちゃんの若い先生はうちの息子を含んでかなりの人数が移った幼稚園に勤務!お付き合いは続きました。

 

園長先生とはWechatで繋がっていますが、閉園から3年たった今年の初めに新しい幼稚園の園長先生にご就任、今は若い先生もそこに勤務しています。最高齢の先生はご自宅がご近所で、時々お孫さんとお散歩していらっしゃるところばったり会いました。

 

それから何人も、お子さんが3歳に満たなくて、祖父母も頼れない親たちから「どこか託児所知らな~い???」と聞かれ、ここが閉園していなければみんなに勧めたかったですね。

息子より3,4歳小さい子のいる方と一緒に別の託児所を探したこともありますが見つからず、こういうところがなくなっていってしまって残念ですね。

 

中国の現地幼稚園、小学校にハーフ日本人が通う④に続きます。

 

ではまた!

 

 

Wifi難民にお勧めのカフェ①

こんばんは、Mixです。

 

今日はクリスマスイブですが、仕事の締め切りや大学院の提出物を控えてかなり追い詰められています。

 

一日中家にこもって作業というのも精神的に厳しいものがあるので、今日はWifiがつながるカフェに行ってきました。休みが多いというのは日本や中国では味わえないものなので時間の自由も、そこから生まれる精神的余裕も好きなのですが、何しろ締め切りに間に合わせなければならず。。。

 

Wifiがつながって、長居できる場所は前から見つけたいと思っていたのですが、これまで無料で長居できる図書館などで落ち着いてしまっていました。

 

でも、ドイツのクリスマス~年末年始のように休みが続くと途端にWifi難民になってしまい、必要に迫られてようやく開拓を開始しました。

 

今日はわかりやすく「Wifiがつながる」、「クリスマスシーズンも休みでない」で検索したカフェに行ってきました。

 

Balzac Coffee、ドイツでもベルリン、ハンブルクなど大都市から、リューベック、キール、ハノーバー、デュッセルドルフ、ゲッチンゲンなどにお店のあるチェーン店で、サイトによると店によっては休みもあるようですが、私の家の近くにはクリスマス、年末年始も空いている店があり、今日はその一つに行ってみました。

 

もしお近くにあって、似たような状況で困っている方がいらっしゃいましたら参考にしてください。

 

Balzac Coffee

https://www.balzaccoffee.com/kaffeebars-feiertagsoeffnungszeiten-c7tw

 

f:id:tian_tian_kai_xin:20181225040258j:plain

f:id:tian_tian_kai_xin:20181225040355j:plain

f:id:tian_tian_kai_xin:20181225040424j:plain



 

Wifiはパスワードがなくともつながり、私の他にも3,4人PC作業をしている人がいたのでその点でも安心できましたね。さすがにあまり混んだらそれも難しいですが、その「長居前提」という雰囲気を見て安心できました。

 

また、店員さんは自主的に英語で対応してくれるので、もしなにか複雑な質問があった時にも安心して尋ねられる、という点でもよかったですね。

 

室内は暖かいのでメニューにあったスムージーを頼みたかったのでしたがなく、結局キャラメルマキアートとクリームの入ったパンを頼んで6ユーロでした。

 

明日は新しいところを開拓しようとしてもし失敗だった場合に時間がもったいないのもあり、同じところに行こうと思っています。

 

また次のカフェを開拓したときにはWifi難民にお勧めのカフェ②も書きますね~!

 

それではまた!

wpXクラウド

中国の現地幼稚園、小学校にハーフ日本人が通う②

こんばんは、Mixです。

 

前回の中国の現地幼稚園、小学校にハーフ日本人が通う①、に続いて、中国の現地幼稚園、小学校にハーフ日本人が通う②です。

 

北京市郊外の出稼ぎ労働者の子供たち向けの私立幼稚園ですが、そのことを入園時にはよく知らなかったので入園を簡単に決められたという面はありますが、結果として子供を大事にしてくれるよい幼稚園でした。

 

中国では幼稚園と保育園の区別はなく、いわゆる「幼爾園」は、幼児教育と親不在の昼間の保育両方を目的としています。

 

なので保育時間は朝8時から、夏季は夕方5時半まで、冬季は5時までです。車や電動自転車、自転車あるいは徒歩で、親(お父さんも多いです)か祖父母、あるいはベビーシッター兼メイドさんが送迎をします。

 

退園時間が中途半端ななので、親が一般的な会社員である場合には実は迎えが難しいですね。我が家は夫が柔軟な勤務形態だったので大丈夫でしたが、父親も母親も9時―5時勤務で、ある程度通勤時間もかかるという場合には難しく、どちらの両親も遠方在住などで手を借りられない場合には、お金を払ってベビーシッター兼メイドさんを雇います。

 

ベビーシッター兼メイドさんは、うちも息子が1歳のころ、今から5年半ほど前に一日3時間ほど3,4か月ほどお願いしていましたね。

 

お名前は楊さんで、中国ではベビーシッターやメイドさんを「おばさん」を指す「阿姨(アイー」と呼ぶので、「楊阿姨(ヤンアイー)」と呼んでいました。中国南部の安徽省のご出身で、お子さんを育てた後北京に働きにいらっしゃっていて、うちは中国人と食事も違うので頼まなかったのですが、料理も得意だそうです。

 

初めはお互いによく知らないので、密室よりも他の人目があるところで過ごしてもらったほうが虐待などはできず、それでも叩くなどということがあった場合に他の人から報告してもらえるかと思ったからです。

 

室内でボールポール、トランポリン、アスレチックなどを楽しめる遊び場(2年ほど前に閉館してしまいました。。)や、楊阿姨が所属するベビーシッター&メイドエージェンシーの事務所によく連れて行ってくれましたね。それで一時間30元(一元17円で計算すると、約510円)でした。今は上がっているのではないでしょうか。

 

結果としてはよく面倒を見てくださって感謝しています。それから幼稚園に入る前に通う「托管班(託児所)」を見つけたため、そちらへ移りました。最後の日には「寂しくなるね、托管班まで見に行っちゃうかもしれないよ」なんて言ってくれて。

 

ベビーシッター&メイドエージェンシーが家から近かったので、それからも時々会いに行くつもりでいましたが、息子が託児所から幼稚園に入園してから会いに行ったところ、エージェンシーはなくなっていました。

 

今でも時々楊阿姨はどうしていらっしゃるんだろう?と思い出します。今であれば中国人はほとんど皆Wechatで繋がるので、頻繁に会わなくなった人の連絡先も持ち、投稿にコメントしあったり、何かあればメッセージをするという関係を作れますが、当時はまだWechatも一般的でなかったのでなかったので余計に。

 

中国の現地幼稚園、小学校にハーフ日本人が通う③に続きます

 

中国の現地幼稚園、小学校にハーフ日本人が通う①

こんばんは、Mixです。

これまで日々追われている大学院の課題やドイツ語学習についての記事が多かったですが、今日は少し離れて、父親EU某国、母親日本人、本人二重国籍という子供が中国の現地の子供に混ざって幼稚園、学校に通った体験談について書きたいと思います。

 

我が息子は現在6歳8か月で、中国、北京市郊外の公立小学校に通っています。一クラス30人、一年生には3クラスあって、各クラスに一人ずつ外国人生徒がいます(ほかの二人はモンゴルとエルサルバトル出身)。

 

中国の公立小学校にモンゴル、エルサルバトル、そしてハーフ日本人とかなり国際的な顔ぶれですが、これは国際部門のある企業の近くの学校でその企業の関係者の子が通ってくるからなので、どの学校でも「外国人受け入れ経験」があるかは他の学校についてはわかりません。

 

ただ、息子の学校ではこれまで多くの外国人のお子さんが通っていたので受け入れに寛大なのかもしれませんが、中国語のみで、中国の子供を対象とした教育という点ではやはりインターナショナルスクールなどとは全く違いますね。

 

息子の幼稚園は、ここ数年数が激減している「出稼ぎ労働者の子弟の教育のため」の学校でした。

 

中国の出稼ぎ労働者とは何か?中国には「戸籍制度」があります。中国の人民は戸籍がある地域では教育、医療などのサービスを受けられますが、戸籍のない地域に移り住むと多くの場合これらに制約を受けます。

 

戸籍の場所がどこに決まるかといえば、地方の出身であれば経済的にもまだ発展途上の地方、大都市に生まれればその都市です。地方出身で都市の戸籍を手に入れるのは難しく、より良い暮らしを手に入れるために農村から地方に働きにくる場合、子供を効率の学校に就学させるのも困難です。

 

ではどうなるか?両親(あるいは片方)は大都市で出稼ぎ、子供は農村や地方都市の祖父母の下で育てて、就学、親がそこへ送金をするという方法が一般的でした。

 

でも幼い子供と両親が離れて暮らす中には涙なしで語れない物語もたくさんあります。そんな中で低価格で、出稼ぎ労働者の子たちを受け入れる私立学校、幼稚園も大都市の所々に設立されました。ちなみに学費は3年前で月額1,200元(1元=約17円と大まかに計算すると20,400円程度)、今年の夏の時点で1,400元(23,800円程度)でした。

 

中国の平均的収入からすると決して安くはないです。ただ他と比べて。。。

 

実際Mixが通っていたマッサージ師さんご夫婦は河北省と内モンゴル自治区の出身で、現在8歳のお子さんは4歳まで祖父母の下で育ち、このような私立幼稚園に入園しましたが、就学を控えてまた送り返すしかない、と両親は嘆いていました。ギリギリのところで学校は受け入れてくれて、私までほっとしました。

入園の時点でここまでの事情は知りませんでしたが、園長先生、校長先生の理念も人柄も素晴らしかったですね。そのほかは皆若い女の先生でしたが、いろいろ突っ込みどころもあったとはいえ、先生方には感謝しています。

 

この幼稚園は、外国人の受け入れは初めてでしたが、息子の後に続いて、二歳下には外国人の子供は私の知る限り3人入園しました。

 

中国の現地幼稚園、小学校にハーフ日本人が通う②に続きます

 

 

 

自由テキスト