家族で移住☆☆☆☆☆できるか?????

中国生活8年後移住。時間はかかると思いますが、家族皆でここドイツに住む日が来るよう奮闘中です。

中国の現地幼稚園、小学校にハーフ日本人が通う①

こんばんは、Mixです。

これまで日々追われている大学院の課題やドイツ語学習についての記事が多かったですが、今日は少し離れて、父親EU某国、母親日本人、本人二重国籍という子供が中国の現地の子供に混ざって幼稚園、学校に通った体験談について書きたいと思います。

 

我が息子は現在6歳8か月で、中国、北京市郊外の公立小学校に通っています。一クラス30人、一年生には3クラスあって、各クラスに一人ずつ外国人生徒がいます(ほかの二人はモンゴルとエルサルバトル出身)。

 

中国の公立小学校にモンゴル、エルサルバトル、そしてハーフ日本人とかなり国際的な顔ぶれですが、これは国際部門のある企業の近くの学校でその企業の関係者の子が通ってくるからなので、どの学校でも「外国人受け入れ経験」があるかは他の学校についてはわかりません。

 

ただ、息子の学校ではこれまで多くの外国人のお子さんが通っていたので受け入れに寛大なのかもしれませんが、中国語のみで、中国の子供を対象とした教育という点ではやはりインターナショナルスクールなどとは全く違いますね。

 

息子の幼稚園は、ここ数年数が激減している「出稼ぎ労働者の子弟の教育のため」の学校でした。

 

中国の出稼ぎ労働者とは何か?中国には「戸籍制度」があります。中国の人民は戸籍がある地域では教育、医療などのサービスを受けられますが、戸籍のない地域に移り住むと多くの場合これらに制約を受けます。

 

戸籍の場所がどこに決まるかといえば、地方の出身であれば経済的にもまだ発展途上の地方、大都市に生まれればその都市です。地方出身で都市の戸籍を手に入れるのは難しく、より良い暮らしを手に入れるために農村から地方に働きにくる場合、子供を効率の学校に就学させるのも困難です。

 

ではどうなるか?両親(あるいは片方)は大都市で出稼ぎ、子供は農村や地方都市の祖父母の下で育てて、就学、親がそこへ送金をするという方法が一般的でした。

 

でも幼い子供と両親が離れて暮らす中には涙なしで語れない物語もたくさんあります。そんな中で低価格で、出稼ぎ労働者の子たちを受け入れる私立学校、幼稚園も大都市の所々に設立されました。ちなみに学費は3年前で月額1,200元(1元=約17円と大まかに計算すると20,400円程度)、今年の夏の時点で1,400元(23,800円程度)でした。

 

中国の平均的収入からすると決して安くはないです。ただ他と比べて。。。

 

実際Mixが通っていたマッサージ師さんご夫婦は河北省と内モンゴル自治区の出身で、現在8歳のお子さんは4歳まで祖父母の下で育ち、このような私立幼稚園に入園しましたが、就学を控えてまた送り返すしかない、と両親は嘆いていました。ギリギリのところで学校は受け入れてくれて、私までほっとしました。

入園の時点でここまでの事情は知りませんでしたが、園長先生、校長先生の理念も人柄も素晴らしかったですね。そのほかは皆若い女の先生でしたが、いろいろ突っ込みどころもあったとはいえ、先生方には感謝しています。

 

この幼稚園は、外国人の受け入れは初めてでしたが、息子の後に続いて、二歳下には外国人の子供は私の知る限り3人入園しました。

 

中国の現地幼稚園、小学校にハーフ日本人が通う②に続きます

 

 

 

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